福岡が誇る繁華街、中洲。
福岡の夜を鮮やかに照らすビル群の一角にあるプライベートサウナが今注目されています。
コミュニケーションサウナを謳い、ただ”ととのう”だけではなく人の繋がりを重んじた設計になっているサウナとはいったいどのような施設なのか。
今回はSAUNA OOO FUKUOKAでの体験をレビューしていきたいと思います。
SAUNA OOO FUKUOKAとは
SAUNA OOO FUKUOKAは全国に3店舗展開しているOOOの2号店として2023年6月に誕生しました。
◯、△、▢の図形からインスピレーションを受けた3種類の部屋タイプが存在し、それぞれ利用可能人数や内装、インテリアまで違った特色の部屋になっています。
- △(サンカク)の部屋 15.5㎡ 最大2名
- ◯(マル)の部屋 17.0㎡ 最大4名 ※サウナ室内推奨3名まで
- ▢(シカク)の部屋 23.4㎡ 最大6名 ※サウナ室内推奨4名まで
そしてSAUNA OOO FUKUOKAのもうひとつの特徴は男女で利用することができることです。
近年、福岡にもプライベートサウナが増えてきてはいますがグループでの利用は同性のみというルールを設けている施設が多く、カップルでゆったりサウナを楽しむことが難しいのが現実でした。
しかしOOOは性別問わずにグループで利用することができるため、友達や恋人などと一緒にサ活に勤しむことができるのです。
また、水着の貸し出しサービスや充実したアメニティなどがあることで手ぶらでサウナを楽しむことができ、博多や天神で遊ぶスケジュールに自然に組み込むことができるのが素晴らしいと感じました。
誰もいないエントランス
大通りに面したエレベータでビルの6階へと向かいます。
ドアが開くとすぐ目の前がOOOのエントランスになっていました。
そこには木製のドアとタブレットが1台あるだけ。
受付のスタッフさんもいなければ17アイスの自販機もありません。
予約していた時間になり、あらかじめ送られてきていたパスコードを入力すると
「ウィーン。ガチャ。」
というドアのロックが解除された音がしたので、ゆっくりとドアを開けます。
ドアの奥には部屋へと続く通路がありました。
間接照明が照らす通路を通って部屋へと向かいます。
手前から◯、△、▢のライトが光っており、それぞれの部屋の入り口の場所を示しています。
外の明るさとのギャップでこれから始まるサウナ体験への期待感がどんどんと高まっていくのを感じました。
予約していたシカクの部屋の前に到着。
入り口のタブレットに再びパスコードを入力し、部屋の中へと入っていきます。
シカクの部屋
ドアを開けるとまず目に入ってきたのは2脚のインフィニティチェア。
そしてその奥には畳が敷かれた小上がりスペースとガラスドア越しに水風呂が見えます。
内装やインテリアの何もかもがオシャレであり、かつ、必要最小限の無駄のなさ。
“ととのい”を通して素晴らしい時間を過ごす、その一点のみを突き詰めようという気概すら感じる落ち着いた空間。
さぁ、サ活のはじまりです。
サウナ室
大人4人が限界といったくらいの広さのサ室の中央奥にはサウナヒーターが置いてあります。
積み上げられたサウナストーン。
その一番上にはサウナの妖精トントゥを模した石も。
サウナ室の温度は100~120℃。
世界一のシェアを誇るHarviaのサウナヒーターはさすがのパワーであり、すぐに全身から汗が吹き出してきます。
セルフロウリュウできるため、自分好みの体感温度に調節できるのが嬉しいポイントです。
用意されているロウリュウ用の水にはアロマが入っており、サウナストーンにかけるとすぐLUSHのバスボムのような良い香りがサ室に充満します。
個人的にはほうじ茶のような落ち着いた香りも選べるとさらに嬉しいなとは思いました。
水風呂
砂時計の砂がすべて落ちたら次は水風呂です。
まずは頭からシャワーを浴びて汗を洗い流し、水風呂の中へとダイブします。
水風呂自体の温度は18℃くらいでこれでも十分サ活を楽しめますが、部屋の冷凍庫に氷が用意されているため、好みの冷たさまで温度を下げることができます。
氷を1ケース投入してキンキンの水風呂を作り上げました。
肺の中の空気が冷たくなっていくのを感じられるまで火照った体を冷ましていきます。
水風呂の大きさは大人一人が入れるくらいの大きさなので、複数人で利用するときは水風呂に入るタイミングをズラす必要がありそうです。
ととのいスペース
水風呂から上がったらととのいスペースへと向かいます。
部屋に用意されているタオルで身体の水気を拭き取り、インフィニティチェアに腰掛けます。
前述の通り、ととのいスペースにある畳の小上がりで大の字に寝転がることもできます。
気分によってととのう姿勢を選べるのが最高ですね。
目を閉じてあらゆる感覚に集中していると、
チュンチュン。
ザワザワ。チュンチュン。
どこからともなく森の中にいるような音が聞こえてきました。
どうやら街中にいることを忘れられるように自然の環境音が部屋に流れているようです。
そしてよくよく考えてみると、ビルの外の音が全く聞こえないのです。
街の中にあるわけなので、バスの走行音や道ゆく人々の話し声などが聞こえてきてもおかしくないはずです。
福岡一の繁華街にいるとは思えないほど都会の喧騒をシャットアウトしている防音性能の高さに驚きました。
インフィニティチェアに寝ながら自然の音に耳を傾ける心地良さ。
そしてもちろん室内であるため空調は完璧に調整されており、暑くも寒くもないちょうどいい温度で保たれています。
サウナーが求めるととのいスペースの条件全てが詰まっていると言っても過言ではない空間です。
料金
△(サンカク)の部屋
最大2名
100分:¥4,500~、120分:¥6,000~
※1名まで同一料金 2名以上1名追加料金 ¥2,500
◯(マル)の部屋
最大4名
100分:¥5,000~、120分:¥6,500~
※1名まで同一料金 2名以上1名追加料金 ¥2,500
▢(シカク)の部屋
最大6名
120分:¥9,000~
※1名まで同一料金、2名以上1名追加料金 ¥3,000
アクセス
地下鉄空港線・中洲川端駅 徒歩1分
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