サウナ初心者でも大丈夫!「ととのう」サウナの入り方を3ステップで簡単解説

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サウナーとは「ととのう」という感覚に魅了され、足繁くサウナへと通ってしまう人間のことを指します。

一度味わってしまったら、それ無しの人生は考えられないほどの快感が「ととのい」にはあるのです。

ここ数年でのオシャレなサウナの登場やプライベートサウナの増加によって、サウナの楽しみ方も多様化を見せています。

それによってサウナがおじさんのパンパンに詰まった狭くて暑い部屋だった時代はもう終わり、Z世代と呼ばれる若者など幅広い年代から愛されるアクティビティへとサウナは進化しました。

今回はサウナで「ととのう」を体験してみたいけど入り方がわからないというサウナビギナー向けに、初心者でも楽しめる「ととのう」サウナの入り方を紹介していきたいと思います。

目次

“ととのう”の正体

人気ドラマ「サ道」や昨今のサウナブームの影響で「サウナ=”ととのう”」と言っていいほど、「ととのう」という言葉は世間に認知されてきました。

しかし、「ととのう」とは一体どんな現象のことなのでしょうか?

実は「ととのう」とは、サウナ→水風呂→休憩という一連の流れを行うことで得られるディープリラックス状態のことを指します

心臓は脈打ち、頭の先から爪先まで血が流れているのを感じながら、頭はボーっとしている。

過去のことも未来のことも考えず、今に集中するのって日常生活の中では意外と難しいですよね。

それを半ば強制的に体験させてくれるのがサウナの良さであり、「ととのう」ということなのです。

それではこれからサウナを最大限楽しむための3ステップについて紹介していきたいと思います。

ステップ1:サウナに入る

少し重たいドアを開けて、サウナ室へと入りましょう。

サウナ施設によってサウナ室内の温度設定は様々ですが、だいたい80~100℃前後になっています。

日常生活ではありえない高温空間に身を置くという客観的に見ると修行にしか思えない行動ですが、「ととのい」への大切なファーストステップなのです。

座る位置

サウナ室に入ってまず最初に意識すべきポイントは座る位置です。

多くのサウナが階段のような作りになっており、熱い空気は上に溜まるため、上段の方がより高い温度を楽しむことができます。

座れるところが3段あるのであれば、まずは2段目に座ってみることをおすすめします。

もっとガツンと蒸されたいと思ったら最上段。

じっくりと汗をかきたいと思ったら1段目など、好みやその日の体調などに合わせて座る場所を見極めましょう

何分蒸されるべきか

一般的にサウナ室で蒸されるのは6〜12分程度が推奨されています

とはいえもちろん安全第一なので、もともとの暑さへの耐性やその日の体調などによってサウナ室に入る時間は調整するとこが大切です。

目安としては、全身から汗がふきだし、心拍数が上がってきたのを確認できたら十分です。

初心者の方は、まずは8分を目安に体調と相談しながら蒸されてみてください。

ステップ2:水風呂で体温を下げる

サウナ室を出たら次は水風呂です。

熱いサウナ室の直後に冷たい水風呂に入ることで生み出される温度の高低差が我々サウナーを「ととのい」へと導いてくれるのです。

冷たい水風呂に入るのは初めてだと躊躇してしまうかもしれませんが、強い心を持って肩まで浸かりましょう。

水の中でじっとしていると体が温かい水の膜に包まれている感覚を覚えます。

それがサウナー界隈で言う、天使の羽衣です。

肺から気管を通って出てくる空気が冷たくなってくれば十分体温を下げられている証拠なので、水風呂から出ましょう。

水風呂の温度

水風呂の温度はだいたい15~20℃の施設が多く、最も広く親しまれている温度設定と言えるでしょう。

15℃を切ってくると、水風呂に入った時の冷たさもより刺激的になり、思わず「おっふ」と声が漏れてしまいそうになります。

一口にサウナーと言っても好きな温度は千差万別。

個人的には13℃くらいの水風呂が刺激と心地よさのバランスが取れていて好きです。

15℃を切ってくる温度設定の水風呂に出会って、おっ!という嬉しそうな顔をしている人を見かけたらその人は間違いなくサウナ愛好家です。

水質

温度も大切ですが、水自体の質によっても水風呂での心地よさは左右されます

サウナの聖地と呼ばれる静岡県の「サウナしきじ」や熊本県の「湯らっくす」などは上質な地下水が豊富な土地柄です。

文字通りミネラルウォーターに飛び込む贅沢さと、その柔らかな肌触り。

素晴らしい水質の水風呂は他で味わうことのできない特別な体験となり、聖地と呼ばれるサウナ施設が人々を魅了し続けている大きな理由のひとつであることは間違いありません。

ステップ3:休憩(外気浴)でととのう

サウナで「ととのいたい」のであれば、最も大切なのは間違いなく休憩です

サウナ室や水風呂はあくまで体温を上げたり下げたりして、交感神経を活発にさせることが目的の言わば準備段階です。

ゆったりと座れる椅子や、横になれるスペースを探して休憩を始めましょう。

忘れてはいけないのはタオルで体の水気を軽く拭き取っておくということです。

こうすることで体についた水が蒸発する時の気過熱で体温が奪われることを防ぎ、心地良い時間を長く楽しむことができます。

ゆったりと椅子に座ったら自分の呼吸や全身を巡る血の流れを感じましょう。

坐禅修行のように心を無にして何も考えないのが理想ですが、それはかなり難しいので、今自分の体に起きている変化に集中することができていれば満点です。

サウナや水風呂の過酷な環境で交感神経優位の状態から、ゆっくりと副交感神経優位に切り替わり、心穏やかなリラックス状態でボーっとすることができれば”ととのい”を知ったサウナーの仲間入りです。

番外編:サ飯を堪能する

サウナに入ってたくさん汗をかくことで味覚が研ぎ澄まされ、美味しいものがより美味しく感じるようになります。

サウナの後に食べるご飯。通称「サ飯」でサウナの余韻に浸りましょう

人気のサウナ施設にはその施設イチオシのサ飯を提供している場合も多く、サウナから出てすぐにご飯を食べられる手軽さからサウナーに愛されています。

サウナでカラカラになった身体に潤いを与えてくれるオロポや生ビール。

ガッツリと食べ応えのある定食。

口にするもの全てがいつもより美味しく感じるだけでなく、「染み渡る」という表現はこの瞬間のためのものだと確信するほどに自分の身体の細胞ひとつひとつが栄養を吸収しているのを感じます。

ひとりで味覚に集中しながら食べるもよし、サウナ仲間と感想を言い合いながら食べるもよし。

サウナ後に何を食べるのかを考えるのがサウナの楽しみのひとつと言っても過言ではありません。

サウナ、水風呂、休憩に続くサウナを楽しむための第4ステップとしてサ飯を推したいと思います。

サウナの入り方まとめ

今回はととのってみたいサウナ初心者に向けて、サウナの入り方を3ステップ(番外編も)で紹介しました。

  • ステップ1:サウナに入る
  • ステップ2:水風呂で体温を下げる
  • ステップ3:休憩(外気浴)でととのう
  • 番外編:サ飯を堪能する

基本を抑えて慣れてくれば、より自分に最適な「ととのい」を求めて自分なりの手順やルーティンなどを確立していくのもサウナの楽しみ方のひとつです。

今回の3ステップを頭に入れて、まずは近くのサウナへと足を運んでみてください。

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