近年のサウナブームのおかげで、サウナは誰しもが楽しめる人気かつ定番なアクテビティへと進化しました。
多くの人がサウナを楽しんでいるということは、
誰か一人でもルールやマナーを守らない悪質なサウナーがいれば、多くの善良なサウナーのサウナ体験が邪魔される危険性があるということです。
わざとでなかったとしても自分が害悪サウナーになってしまわないように、
サウナを楽しむ上で最低限覚えておきたいルール・マナーを3つに厳選して紹介していきます。
汗を流さずに水風呂に入る
サウナは1セットで300mlもの水分が汗となって出ると言われています。
汗だくだし、体は火照ってるしで今すぐキンキンに冷えた水風呂へと飛び込みたい気持ちは痛いほどわかります。
ですが、サウナを愛し、同じ場所でサウナを楽しんでいるのは自分だけではありません。
しっかりと掛け湯をして汗を流してから水風呂へと入りましょう。
「体を清めてから湯船に入る」というのはサウナ後の水風呂に限ったルールではなく、ごくごく一般的なマナーであり常識ですよね。
ドラマ「サ道」を観ても、サウナ施設へと入ったらまず体を洗うシーンから始まります。
良いサウナを紹介するだけでなく、マナーの部分まで深層心理へと根付かせてくれる素晴らしい作品です。大好き。
自分が”ととのう”だけでなく、同じ時間と場所を共有している周りのサウナーにも心地良くととのってもらえるような配慮ができるのが一人前のサウナーです。
サウナーよ、紳士たれ。
身勝手なセルフロウリュ
「ロウリュ」とは熱々に熱されたサウナストーンに水をかけることで水蒸気を発生させ、サウナ室に蒸気が充満することで体感温度を上げるというフィンランド発祥の入浴法です。
熱い蒸気に包まれることで刺激的に体温を高めることができるため、よりディープなととのいを求めるサウナーから絶大な支持を得ています。
しかし全てのサウナでロウリュできるわけではなく、
サウナによってはそもそもロウリュ可能なのか、どのようにロウリュするのかなどいくつかのパターンが存在します。
- 熱波師によるロウリュサービスを行なっているサウナ
- オートロウリュのストーブを導入しているサウナ
- セルフロウリュ可能なサウナ
- ロウリュできないサウナ
どのパターンであっても共通して注意すべきポイントがあります。
セルフロウリュの可否
セルフロウリュしていいサウナなのか確認することはとても大切です。
基本的には「セルフロウリュ可」などのアナウンスのないサウナでは勝手にロウリュしてはいけません。
そのサウナで働く熱波師の方だけがロウリュすることができるサウナや、オートロウリュでサウナ室内の湿度を程よく保っているサウナなど、サウナごとにルールがあります。
ルール破りの身勝手なセルフロウリュは、最悪の場合サウナストーブの故障につながるかもしれません。
セルフロウリュのルール
セルフロウリュできるサウナだとしてもバシャバシャと水をかけまくっていいわけではありません。
1回に1〜2杯を10分程度間隔をあけながらロウリュすることを推奨されており、サウナ施設ごとにセルフロウリュのルールが設けられている場合が多いです。
また、自分以外にもサウナ室に人がいる場合には、「ロウリュいいですか?」とひとこと声をかけるのがサウナーとしてのマナーだとされています。
サウナーは熱々の蒸気が大好物なので断られることなどほぼありません。
「いきまーす」くらいの気楽な感じで声をかければ大丈夫です。
食後すぐにサウナに入る
意外とやってしまいがちなNG行動がサウナに入る前に食事をとることです。
これはマナー違反というわけではないのですが、サウナでよりディープリラックスを味わいたいのであれば避けた方がいいのは間違いありません。
サウナからの水風呂で作り上げらた体温の高低差によって心拍数が上がり、体中の血流が良くなります。
この血の巡りこそがサウナで得られる様々な効果を最大化できるかどうかを左右する重要な要素になってくるのですが、
サウナ前にご飯を食べて満腹の状態では多くの血液が胃に集中するため、ディープリラックス効果を得にくくなってしまいます。
サウナを最大限楽しむためには、食後2時間以上あけた満腹でもないし空腹でもないというニュートラルな状態でサウナに入ることをオススメします。
まとめ
今回紹介した絶対にサウナでやってはいけない3つのことは以下の通りです。
- 汗を流さずに水風呂に入る
- 身勝手なセルフロウリュ
- 満腹状態でサウナに入る
3つめだけは自分自身がサウナをより楽しむためのテクニックのようなものですが、それ以外は一発で害悪サウナー認定されてしまうような禁忌です。
サウナを愛する者どうし、互いにルールを守って楽しくととのえるようなサウナ体験を作り上げていきましょう。
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