福岡県の中でも西側のエリアに位置し、美しい海岸線と緑豊かな山々、そして新鮮な海鮮や糸島ブランドとも呼ばれる野菜などの美味しい食べ物が魅力の糸島市。
温暖な気候と豊かな自然は海外旅行に来たかのような非日常感を与えてくれます。
海で遊ぶのもよし。美味しいグルメを楽しむもよし。歴史的な観光スポットをまわるのもよし。
一日中、遊べてしまうのが糸島なのですが、ずっと動き回るのも疲れますよね!
今回は糸島を遊び尽くす合間の小休憩にぴったりなコスパ抜群のサウナ、伊都の湯どころを紹介したいと思います。
まずは安定のロウリュサウナ
身体を清め、湯船に浸かりながら今日はどんな風にサウナを楽しもうかと作戦を立てる時間も楽しいですよね。
伊都の湯どころにはどうやらメインとなるオートロウリュウのサウナとメディテーションサウナ、そして屋外にスチームサウナがあるということを事前にリサーチしていたので、まずはオートロウリュウを楽しめるサウナに入ることにしました。
不定期でオートロウリュウが行われる通称ロウリュウサウナの温度は85℃前後。
4段のタワー式サウナになっているのですが、床だけでなく天井も段になっているため、それぞれの段でしっかりと熱をとどめている設計になっています。
日曜日の朝活として伊都の湯どころを訪れたのですが、15人程度は入れそうなサウナの中は常に定員の6〜8割の人がいる状態で、賑わいもありつつも座れないほどではないという状況でした。
特に年配のサウナーが多い施設であったため、最上段の4段目が空いていることが多く、しっかりと蒸されてガツンとととのいたい派の筆者としては嬉しい環境です。
天然軟水の水風呂
ロウリュウサウナの最上段でしっかりと蒸されたら、次に向かうのはもちろん水風呂です。
伊都の湯どころの気になる水風呂の温度は18℃前後と駆け出しサウナーでも安心して肩まで浸かることのできる優しい温度設定。
しかし、この水風呂には頭上から水が降ってくる滝のような設計になっているため、水風呂の中は常に水の流れがあり、静かな18℃の水風呂よりも体感温度は低めになっています。
伊都の湯どころの水風呂の最大の特徴はなんと言っても地下汲み上げ式の天然軟水であることです。
いいサウナ施設の条件は、いい水に恵まれていること。
全国にいくつか存在する「聖地」と称されるサウナは、その多くがなめらかな水を全身で感じることのできる水風呂を魅力のひとつとしています。
いい水風呂を楽しむことができるという点では、全国の有名サウナと肩を並べているかもしれません。
自分と向き合えるメディテーションサウナ
ロウリュウサウナを楽しんだら次はメディテーションサウナに入ってみましょう。
メディテーションサウナのドアを開けて中に入るとまずびっくりしました。
どこに何があるかわからないレベルで暗いのです。
外が明るいからというのもありますが、恐る恐る手探りで段差を確認して最上段へと辿り着きました。
だんだんと目が暗闇に慣れてくると、ようやくメディテーションサウナがどんな造りになっているかわかりました。
サウナは2段になっていて気分によって上と下どちらに座るか選ぶことができます。
ぼんやりと焚かれた照明がサウナ室の中心に置かれた円柱状のサウナヒーターを照らしていましたが、やはり暗くてどこのサウナヒーターなのかまでは確認できませんでした。※サウナブロガーとして追加調査したいと思います。
メディテーションサウナにはテレビは無く、ヒーリングミュージックが流れています。
暗闇とヒーリングミュージックのおかげでしっかりと自分の身体の状態や思考と向き合うことができる環境になっており、サウナを通してマインドフルネスの状態に到達したい人にぴったりです。
バカンス気分の屋外休憩スペース
サウナ、水風呂ときたら次に向かうべきは休憩スペースです。
伊都の湯どころには屋外・屋内どちらにも休憩できるイスが用意されており、屋内に3脚、屋外に8脚程度あったため、人が多くて座れないということはありませんでした。
水風呂で冷やされた身体をタオルで拭きながら屋外へと向かい、空いているイスに腰掛けて外気浴を始めます。
天気も良く、青い空に白い雲が流れていくのを見るでもなく目に映しているゆったりとした時間。
春も終わり、心地良い初夏の風が屋外スペースにある植物を揺らしています。
将来、糸島に家を買って、庭にバレルサウナを置いたりしたいななんて夢を思い描きながらぼんやりと空を眺めていた26歳最後のサ活。
温暖でどこか海外の南の島を思わせるような糸島という土地でととのう時間は、手軽にバカンス気分を味わえる最高のひとときでした。
屋外にはマイルドな温度のスチームサウナや露天で楽しめる水風呂もあるので、ゆったりととのいたい方はこちらのサウナにも入ってみてください。
アクセス
JR筑肥線波多江駅、筑前前原駅から車で10分。
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